商品説明
オーストラリアのコーヒー産業は、200年以上の時をかけて成長を続けてきました。
実際に繁栄し始めたのは1880年代に入ってからで、当時のヨーロッパ各国では高い評価を得ていました。
しかし海外の生産者との競合が始まるようになると、高い人件費が仇となって産業は一時衰退してしまいます。
やがて1980年代に入り、収穫機の大幅な進歩によって産業は復活に向かいます。
その原動力となる収穫機を設計したのは、クイーンズランド北部の、とある農園でした。
この発明は収穫量と作業コストに革命をもたらし、産業は見事に復興を遂げたのです。
2つの主要なコーヒー生産地帯が、オーストラリアの東沿岸にあります。
バイロン・ベイの南コフスハーバーから、ゴールドコースト、サンシャインコーストの北ヌーサにかけて亜熱帯地域があり、多数の大規模農場がバイロン・ベイ内陸エリアにあります。
そして、主な熱帯生産地帯がクイーンズランド州の北部、ケアンズ南西側のアサートン高原にあります。
そこは赤道地域のような高い標高を持たないにも関わらず、良い条件と豊かな土壌に恵まれ、農薬や化学薬品を含まない、純粋な環境でのコーヒーが栽培されています。